
女子レスリング界でひと際輝く存在である登坂絵莉さん。リオデジャネイロオリンピックでの劇的な逆転金メダルは、今でも私たちの記憶に鮮烈に残っていますよね。
あの瞬間の感動をもう一度味わいたい、あるいは彼女の強さの秘密や、気になる結婚生活、旦那さんや子供のこと、そして引退後の現在の活動についてもっと知りたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
実は私自身、彼女のSNSを見るたびに、アスリートとしての強さと、一人の女性としての愛らしさのギャップに魅了されている一人なんです。
偉大な先輩である吉田沙保里さんとの絆や、怪我を乗り越えて掴んだ幸せなど、彼女の人生には学ぶべき点がたくさんあります。この記事では、登坂絵莉さんの経歴や溢れる魅力を余すことなくお伝えしていきます。
- リオ五輪での「残り13秒の奇跡」の裏側にあった真実と心理状態
- 全日本選手権4連覇や怪我との闘いなどアスリートとしての軌跡
- 旦那様との馴れ初めや子供との生活などプライベートな一面
- 現在の活動やスマイルコンパスに込めた次世代への想い
登坂絵莉の経歴が放つ魅力とリオ五輪の奇跡
まずは、登坂絵莉さんが歩んできたアスリートとしての輝かしい経歴を振り返っていきましょう。小柄な体から繰り出されるスピードとパワー、そして何より「絶対に勝つ」という強いメンタルは、どのように培われてきたのでしょうか。
至学館での修行時代から、世界中が震えたあのリオの決勝戦、そして引退に至るまでの道のりを詳しく見ていきます。
至学館で開花した才能と全日本4連覇の記録
登坂絵莉さんのレスリング人生が大きく動き出したのは、中学3年生での全国中学生選手権優勝がきっかけでした。その後、女子レスリングの最強軍団が集う「至学館高校」へ進学したことが、彼女の運命を決定づけたと言っても過言ではありません。
至学館といえば、吉田沙保里さんや伊調馨さんなど、世界的なメダリストを多数輩出している名門中の名門です。日々、世界レベルの練習パートナーと切磋琢磨する環境で、登坂さんの才能は爆発的に開花しました。
高校時代には全国高校女子選手権で2連覇を達成し、その実力は既に国内トップクラスのものとなっていました。
しかし、彼女の前には「入江ゆき」選手という大きな壁が立ちはだかっていました。一度も勝てないライバルに対し、登坂さんは諦めずに挑み続けます。そして2012年の全日本選手権、ついに宿敵を破り初優勝を飾ったのです。
ここがポイント! この初優勝を皮切りに、登坂さんは全日本選手権で驚異の4連覇(2012年~2015年)を達成。国内無敵の「登坂時代」を築き上げ、世界への切符を確実なものにしました。
リオ五輪決勝の残り13秒に込めた執念
登坂絵莉さんのキャリアを語る上で絶対に外せないのが、2016年のリオデジャネイロオリンピック決勝戦です。この試合は、日本スポーツ史に残る伝説の名勝負として語り継がれています。
決勝の相手はマリア・スタドニク選手。試合は終盤までリードを許す苦しい展開でした。残り時間は刻一刻と過ぎていき、普通なら「もうダメかもしれない」と心が折れそうになる場面です。実際、登坂さんも一瞬「負けるかも」という思いがよぎったそうですが、そこからの精神力が桁外れでした。
「時間がある限り、何が何でも取ってやる」
その執念が、残りわずか13秒での起死回生の片足タックルを生みました。相手の足にしがみつき、バックを取って逆転した瞬間、日本中が歓喜に包まれましたね。彼女はこの勝利について、「追い込まれた状況ほど、いつもの練習が出る」と語っています。日々の過酷なトレーニングが、無意識レベルで体を動かした究極の証明だったのです。
怪我に苦しんだ試練の時期と引退への決断
栄光の金メダリストとなった登坂さんですが、その後の道のりは決して平坦ではありませんでした。リオ五輪での激闘の代償とも言える「怪我」が、彼女を苦しめることになります。
左足親指の怪我などで2度の手術を経験し、思うように練習ができない日々が続きました。得意の高速タックルを踏み込むための足が万全でないことは、軽量級の選手にとって致命的です。それでも彼女は東京オリンピックでの連覇を目指し、懸命にリハビリとトレーニングを続けました。
しかし、復帰後の2019年全日本選手権。準決勝で若手のホープ・須崎優衣選手に敗れ、東京五輪への道は閉ざされてしまいました。その後も現役続行を模索しましたが、2022年、ついに引退を決断。「家族とともに前進していきたい」という前向きな言葉と共に、マットを降りることになりました。
引退後の心境 引退発表時、彼女は「やりきった」という清々しい表情を見せていました。怪我と向き合い、最後まで戦い抜いた経験は、金メダルと同じくらい尊い財産になっているはずです。
家族の支えと父から受け継いだ競技への情熱
登坂さんの強さの源には、常に家族の温かい支えがありました。実はお父様である登坂修さんも、かつては国体で優勝するほどの実力を持つレスリング選手でした。
娘がレスリングを始めると言った時、最初は格闘技の厳しさを知るがゆえに反対したそうですが、彼女の情熱に押され、一番の理解者として応援し続けました。
リオ五輪の前、お母様からの手紙には「お母さんはリオに連れてきてもらっただけで十分。
あとは後悔のないように」と書かれていたそうです。勝てない時期から「絵莉はいつかチャンピオンになる」と信じ続けてくれた家族の存在があったからこそ、あの土壇場での逆転劇が生まれたのかもしれません。
登坂絵莉の魅力は経歴の奥にある!結婚や現在
ここからは、アスリートとしての「強さ」だけではない、登坂絵莉さんの人間的な「魅力」に迫ります。吉田沙保里さんとの姉妹のような関係や、結婚してお母さんになった現在の様子など、彼女の素顔を知ればもっと好きになること間違いなしです!
吉田沙保里との涙のエピソードと深い絆
登坂さんを語る上で欠かせないのが、霊長類最強女子・吉田沙保里さんとの絆です。大学の先輩後輩という枠を超え、まるで姉妹のように仲が良い二人ですが、リオ五輪では残酷な明暗が分かれました。
登坂さんが金メダルを獲得した翌日、吉田さんは決勝で敗れ銀メダルに終わりました。選手村の同部屋で帰りを待っていた登坂さんは、先輩の無念を思い、喜びを噛み殺して泣いていたそうです。
そんな登坂さんに対し、吉田さんは自らが一番辛いはずなのに「絵莉は金メダルを獲ったんだから笑っていいんだよ、泣かないで」と声をかけたといいます。
二人の絆 このエピソードは、二人の人間性の素晴らしさを象徴しています。互いを思いやり、共に涙を流せる関係性は、多くのファンの心を打ちました。

かわいいルックスと試合中の修羅のごとき姿
登坂絵莉さんの魅力の一つといえば、やはりその「ギャップ」ではないでしょうか。メディアやSNSで見せる笑顔はとてもチャーミングで、「かわいすぎるメダリスト」としてアイドル的な人気も博しました。
しかし、ひとたびマットに上がれば表情は一変。獲物を狙う猛獣のような鋭い眼光と、鬼気迫る表情で相手に襲いかかります。普段の愛らしい雰囲気からは想像もつかない「修羅」のごとき闘争心。この見た目と実力の強烈なギャップこそが、彼女が多くの人を惹きつけてやまない理由なのです。
旦那である倉本一真との結婚や馴れ初め
2020年8月5日、登坂さんは自身のSNSで結婚を発表しました。お相手は、元レスリング選手で現在は総合格闘技(MMA)で活躍する倉本一真(くらもと かずま)選手です。
二人の馴れ初めは、登坂さんがリオ五輪後の怪我で苦しんでいた時期でした。思うように体が動かず落ち込んでいた彼女を、同じ格闘家として、そして良き理解者として支えたのが倉本さんだったそうです。約3年の交際を経てゴールイン。レスリング界随一の美男美女カップルの誕生に、ファンからも祝福の嵐が巻き起こりました。
倉本選手は「投神」の異名を持つファイターで、ジャーマンスープレックスの名手。お互いにトップアスリートとしての厳しさを共有できる、最高のパートナーなんですね。

第一子の出産を経て母となった喜びと変化
結婚から約1年後の2021年8月、登坂さんは第一子となる男の子を出産しました。自身のインスタグラムでの報告には、生まれたばかりの赤ちゃんの小さな手の写真と共に、母になった喜びと不安、そして感謝の言葉が綴られていました。
盟友の吉田沙保里さんもすぐにSNSで反応し、「絵莉がママに!」と大興奮。まるで自分の孫や甥っ子が生まれたかのように喜んでいる様子が微笑ましかったです。
現在、登坂さんはYouTubeチャンネル「えりさらちゃんねる」などで、ママとして奮闘する姿も見せてくれています。現役時代のストイックな表情とはまた違う、柔らかくて優しい「お母さんの顔」もまた魅力的ですよね。
現在の活動とスマイルコンパスでの社会貢献
引退後の現在、登坂さんは「一般社団法人スマイルコンパス」の代表理事を務め、スポーツを通じた社会貢献活動に力を入れています。
この団体では、子供たちが純粋にスポーツを楽しめる環境づくりを目指し、キッズレスリングのプログラムや講演活動を行っています。勝利至上主義だけでなく、「楽しむこと」「挑戦すること」の大切さを伝える彼女の姿は、教育者としても非常に頼もしいものです。
また、タレントとしてテレビ番組のコメンテーターやバラエティ番組にも出演し、その明るいキャラクターでお茶の間に元気を届けてくれています。
登坂絵莉の経歴と魅力が教える挑戦の価値
まとめ:登坂絵莉さんから学ぶこと
- 準備の大切さ:リオの逆転劇は奇跡ではなく、日々の準備の賜物。
- 諦めない心:残り数秒でも可能性を信じ抜く精神力。
- 支え合う力:家族や仲間、パートナーとの絆が強さを生む。
- 次世代への継承:経験を社会に還元し、笑顔の輪を広げる姿勢。
登坂絵莉さんの経歴と魅力を振り返ると、彼女が単なる「強い選手」だっただけでなく、人間味あふれる素晴らしい女性であることがよく分かります。
怪我や挫折を知っているからこそ、人の痛みがわかり、優しくなれる。そんな彼女の生き方は、これから何かに挑戦しようとしている私たちに大きな勇気を与えてくれますね。
ママとして、指導者として、第二の人生を歩む登坂絵莉さんを、これからも応援していきましょう!
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