
ザ・ドリフターズのメンバーとして、長年お茶の間に笑顔を届けてきた高木ブーさん。最近では90歳を超えてなお、現役のウクレレ奏者としてステージに立つ姿が話題ですね。でも、実は高木ブーさんの本名や若い頃の意外な活動、さらには伝説の雷様コントが誕生した裏側など、詳しいプロフィールを知らないという方も多いのではないでしょうか。
私自身、のんびりとした雰囲気のブーさんが大好きで色々調べてみたのですが、そこには激動の昭和を生き抜くための驚くべき哲学が隠されていました。中央大学卒業というエリートな一面や、現在の健康を支える娘さんとの関係など、知れば知るほどその人間性に惹かれてしまいます。
この記事では、高木ブーさんの経歴や魅力について、今の活躍に至るまでの道のりをたっぷりとお伝えします。最後まで読んでいただければ、なぜ彼が「第5の男」として誰からも愛され、今もなお輝き続けているのかが、きっとお分かりいただけるはずですよ。
- 高木ブーさんの本名の由来と知られざる学生時代の音楽活動
- ドリフ加入のきっかけと伝説の寝るキャラクターの真相
- ウクレレ奏者として世界的に評価される功績と情熱
- 92歳で健康診断オールAを叩き出す驚きの生活習慣
高木ブーの経歴と多才な魅力:誕生からドリフへ
高木ブーさんの人生を振り返ると、単なるコメディアンとしての顔だけでなく、本格的なミュージシャンとしての確かな足跡が見えてきます。
まずは、その原点となる生い立ちから、ドリフターズという伝説のグループに合流するまでの流れを見ていきましょう。のんびりしたイメージとは裏腹な、情熱的な決断の連続に驚くかもしれません。

本名友之助の由来と若い頃の意外なエピソード
高木ブーさんの本名は「高木 友之助(たかぎ とものすけ)」といいます。この名前には、ご両親の「友達に恵まれるように」という温かい願いが込められているそうです。実際、その後の人生で素晴らしい仲間に恵まれているのを見ると、名前の通りの人生を歩まれている気がしますね。
ただ、若い頃のブーさんは、この本名が少し古臭いと感じていたようで、プロ入り後に自分で「智之」という芸名を付けていた時期もありました。ちなみに、10代の頃は意外にも水道橋のボクシングジムに通っていたというアクティブな一面もあったんですよ。当時は強さに憧れる、少し意外な少年時代を過ごしていたようです。
中央大学時代に熱中したハワイアン音楽の研鑽
高木ブーさんは、実は中央大学経済学部を卒業されている高学歴の持ち主でもあります。大学時代はまさに音楽一色の生活で、音楽研究会(音研)に所属し、毎日練習場に通い詰めていたそうです。当時のハワイアン音楽ブームの中で、ウクレレ奏者やボーカルとして学内でも注目の存在でした。
大学卒業を控えたブーさんには、父親の紹介で「東京ガス」への就職内定が出ていました。しかし、音楽の道を諦めきれず、なんとその安定した内定を蹴ってプロのミュージシャンになる決断をしたのです。
この時の決断がなければ、後のドリフターズとしての活躍も、日本におけるウクレレの普及もなかったかもしれません。まさに人生の大きなターニングポイントだったと言えますね。
いかりや長介との絆とドリフターズ加入の経緯
プロとして米軍キャンプなどで活動していたブーさんに転機が訪れたのは1964年のこと。当時、メンバー脱退で危機に陥っていたザ・ドリフターズのリーダー、いかりや長介さんからスカウトを受けました。
最初は笑いをやることに抵抗があったそうですが、奥様の喜代子さんに「新しいことに挑戦してみたら」と背中を押されたことが加入の決め手になったそうです。
いかりやさんは後に「一番音楽的にしっかりしているのは高木ブーだ」と評価していました。厳しいリーダーとして知られたいかりやさんですが、ブーさんとは二人で飲みに行き、家族のことや音楽のことを語り合う深い絆で結ばれていたんですよ。二人の間には、言葉を超えた戦友としての信頼関係があったんですね。

伝説の居眠り?放送中の寝る姿に隠された哲学
「高木ブーといえば寝る」というイメージを持つ方も多いですよね。実はこれ、最初は演出ではなく、多忙なスケジュールの中で本当の会議中に居眠りをしてしまったことがきっかけだったそうです。でも、それをいかりやさんが面白いと判断し、あえてキャラクターとして定着させました。
加藤茶さんや志村けんさんが激しい動きで笑いを取る中、ブーさんがそこにいて「寝ている」だけで、番組全体に不思議な安心感と「抜き」の間が生まれました。これは、過酷な生放送の緊張感を和らげる、彼にしかできない高度な役割だったと言えるでしょう。

雷様コントの誕生秘話とメンバーの役割分担
『ドリフ大爆笑』の超人気コーナー「雷様」は、実はいかりや長介さんが「高木を主役にするために」と考え出したものでした。のんびりしたブーさんの性格と、得意のウクレレを最も活かせる設定として、あの雲の上のシチュエーションが生まれたのです。
雷様の設定では、いかりや長介さん、仲本工事さん、高木ブーさんの3人が、世間話や愚痴をこぼしながら最後に音楽を披露します。この「ゆるい笑い」は、当時の子供から大人まで幅広く支持されました。
ブーさん自身も「やっていて楽しかった」と振り返っており、自分の居場所を確信した大切な仕事だったようです。メンバーそれぞれの個性を熟知していた、いかりやさんの愛を感じるエピソードですよね。

高木ブーの経歴が示す音楽の功績と現在の魅力
ドリフターズとしての活動が落ち着いた後、高木ブーさんは再び自身の原点である音楽、特にウクレレの世界で大きな功績を残すことになります。
90代になってもなお、新しいことに挑戦し続ける姿は、多くの人々に勇気を与えています。ここからは、音楽家としての顔と、現在の輝かしい生活について掘り下げていきましょう。
ウクレレの功績とハワイアンネームの称号
1990年代後半、高木ブーさんは日本に再びウクレレブームを巻き起こしました。NHKの番組で講師を務めたり、ビートルズをハワイアンアレンジでカバーしたりと、その活動は多岐にわたります。その功績が認められ、ハワイの人間国宝から「ホアコクア(Hoakokua)」というハワイアンネームを授与されました。
この名前には「友達を助け支えになる。精霊を分け与える」という意味があるそうです。まさに、ドリフターズで仲間を支え、音楽で人々に癒やしを与えてきたブーさんの人生そのものですよね。現在も世界的なコンテストの審査員を務めるなど、ウクレレ界のレジェンドとして君臨しています。
志村けんや仲間への愛を描くイラストと画集
ブーさんのもう一つの素晴らしい才能が「絵」です。30年以上にわたって描き溜めてきたドリフメンバーのイラストは、2021年に『高木ブー画集 ドリフターズとともに』として出版され、大きな反響を呼びました。いかりやさんの唇をわざと大きく描くなど、当事者にしか描けない愛とユーモアが詰まっています。
「絵の中では、長さんもけんも生きている」と語るブーさん。荒井注さんと志村けんさんが同時に存在する「6人のドリフ」を描くなど、現実では叶わない風景をキャンバスの中で実現させています。メンバーへの深い愛が伝わってくる、本当に素敵な活動だと思います。
90歳で健康診断パーフェクトな生活と娘の支え
驚くべきことに、92歳を迎えた現在も高木ブーさんの健康状態は「パーフェクト」だそうです。医師も驚くほど数値が安定しており、その秘訣は無理のない「マイペースな生活」にあります。現在、マネージャーも務める一人娘のかおるさんとの暮らしが、ブーさんの元気を支えています。
かつては肉食中心だった食事を、かおるさんが魚や野菜中心のバランス良い献立に変えてくれたそうです。また、ウクレレを弾くことで指先を使い、室内を歩くことで足腰を鍛えるといった日々の習慣も、長寿の秘訣となっています。
完全な夜型生活(朝6時に寝て昼に起きる)を今も続けているそうですが、それがブーさんにとっては一番ストレスのないリズムなんですね。自分に正直に生きることの大切さを教えてくれます。
第5の男として貫く独自の哲学と生存戦略
高木ブーさんは自らを「第5の男」と呼び、決してグループの中で前へ出ようとはしませんでした。しかし、それは決して消極的なわけではなく、強烈な個性を持つメンバーの中で「変わらずにそこに居続ける」という、非常に高度なバランス感覚が必要な役割でした。
競争の激しい芸能界で、「頑張りすぎない」「運と縁を大切にする」という哲学を貫くのは、実は一番難しいことかもしれません。でも、その結果として、彼は誰よりも長く現役でい続けています。この「無理をしない強さ」こそが、現代の私たちにとっても最大の魅力であり、学ぶべき生き方なのかもしれませんね。
まとめ:高木ブーの経歴と不変の魅力の正体
高木ブーさんの人生を辿ってみると、その魅力は「どんな状況も受け入れる懐の深さ」にあるのだと感じます。いかりや長介さんの厳しさも、突然の「ブー」という芸名も、そして仲間との別れも、すべてを自分の一部として受け入れ、穏やかに微笑み続けてきました。
90歳を超えてもなお、「これからがウクレレの本番」と語るそのバイタリティには、本当に脱帽です。高木ブーさんの経歴と魅力は、単なる過去の栄光ではなく、現在進行形で更新され続けています。これからも、雲の上から微笑む雷様のように、私たちに穏やかな癒やしと笑顔を届けてくれることでしょう。
| 年代 | 主な経歴・エピソード |
|---|---|
| 15歳 | 兄からウクレレを贈られ、音楽の世界へ。 |
| 20代 | 中央大学卒業。東京ガスの内定を断りプロへ。 |
| 31歳 | ザ・ドリフターズに加入。 |
| 60代〜 | ウクレレ奏者として再評価、ブームを牽引。 |
| 90代 | 健康診断パーフェクトで現役ライブ活動を継続。 |
※本記事で紹介した健康状態や生活習慣は、あくまで高木ブーさん個人の事例に基づく一般的な目安です。 正確な健康管理や長寿に関するアドバイスについては、必ず医師や専門家にご相談ください。
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